自転車通勤をしているとUber Eatsの配達員をよく見かける。

コロナ以降、より増えてきたので、たまに観察をしてみるが、見ればみるほどこの仕組はすごいなと思う。

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最大の売りは面倒くさいに徹底して漬け込んでいるところじゃないかな。

まずは注文者の買いに行くのが面倒くさいという思いをフォローしている。

雨だったり、子供がいたり、遠かったり、そもそも出るのすら面倒くさかったり。

ほんの数百円上乗せするだけでなんにもしなくても家に持ってきてくれる。

めんどくさがりやほど、スマホはよく見ているだろうから、一度使ったらハマってしまうだろう。

しっかしめんどくさがりやはアプリの登録をめんどくさがる。ここで初回1,000円割引クーポンだ。

めんどくさがりやの癖にクーポン大好きだったりするだろう。クーポンを強調して登録させてしまえば、めんどくさがりやはUber Eatsというドツボにハマるのだ。

なんといっても今はコロナで、マスクつけたり、消毒したりとより外出が面倒になっている。

配達員だって、誰にも会わずに仕事を開始できる。

やっぱさ、会社づとめだったり、バイトだったり面倒じゃん。

これもめんどくさいにつけこんでいる。それでも登録まではステップは結構多い。やってみたいと思ってもできるまでに時間がかかる人も多いだろう。

しかしこれまたコロナですべてネットで完結。配達バッグもAmazonで買えるようになってしまった。

実際にはネットで情報調べたり、スマホホルダー買ったりとそれなりに準備はいるけどね。ここが少しハードルが高くて配達員の確保につながらないこともあるだろう。

しかし一度登録してしまえば、なんともお手軽。働きたいときに働ける。500円くらいでよければ簡単に稼げる。専業は難しいだろうが、細切れ時間の有効活用にはなるだろう。

どちらもめんどくさがりな人たちだ。でもアプリの登録まではどちらも行う行動力はあるのだ。

もっとズボラな人はUber Eatsなんて考えもせず、コンビニまで歩いて行ったり、金ない金ないと騒いでいるだろう。こういう人たちを商売に乗せるのは難しい。ひたすらサラリーマンやって貯金ない人達だろう。

Uber Eatsのほとんどの注文はマックとかファーストフードだ。はじめは少し遠くのお店でなかなか行かないような場所を注文したいと思っても結局配達料が高かったり、来るのが遅かったりで、だんだんと近場のものになる。じゃあ買いに行けばいいじゃないかといってもそれも面倒なんだな。それでもUber Eatsのアプリの登録まではするんだから、商売相手としてのポテンシャルはあるはずだ。こういうサービスをうまく使って時間を生み出せる人かもしれない。

これからのビジネスは面倒にいかに漬け込むかではないかと思う。

ま、自分も面倒くさがりなんだけど、ケチが勝るので、社会勉強程度にしか使わないんだけどね。